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一等三角点 西端 (鶴兒平基線)
 明治時代に正確な日本地図を作成するため全国で三角測量が実施された。三角測量には三角形の一辺の正確な距離を知る必要がある。その最初の一辺を基線といい、測量誤差を軽減するため、全国で14ヵ所の基線の長さが実測された。明治15年に神奈川県の相模原基線からスタートされ、全国で10番目の基線として、明治31年に青森県南東部の上北平野に鶴兒平(つるのこたい)基線が設置され、実測された西端と東端との距離は4006.0309mだった。
 東北地図の出発点・鶴兒平基線の端点である一等三角点「西端」は、七戸町の水道施設である低区配水池に設置されていた。
基準点コード TR16141004801
点名 西端 (せいたん)
種別等級 一等三角点
標識番号
標高 74.68m
設置日 2007年(平成19年)8月10日 移転
展望
地形図 野辺地−七戸−銀南木
所在地  青森県上北郡七戸町字鍛冶林26-8
地図・軌跡 GoogleMap
探訪日 2022年4月27日
三角点へのルート
 一等「池之平」の探訪後、カーナビに七戸運動公園をセットして一等「西端」に向かう。運動公園を到着後は、そのまま西進する。金子ファームも通り過ぎ、道なりに進むと三角点が設置されている低位配水池に着く。(運動公園から2q弱、約3分)


三角点の周辺
一等三角点「西端」の設置場所 七戸町の低位配水池
到着した時の三角点、黄色の三角点標示がないと見つけられない タンポポに覆い隠されていた三角点標石 撮影前に清掃した
標石の損傷が大きく「一等三角点」の刻印が判別できない 三角点標示 低位配水池入口の表札
三角点の近くから見た八幡岳、山頂に一等三角点「八幡岳」が設置されている

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